設備サポート室

概要

スマートコアファシリティー推進機構(Smart-Core-Facility Promotion Organization、通称スコップ)は、東京農工大学の重点研究分野を支える電子顕微鏡、 核磁気共鳴装置,質量分析計、分光分析装置をコアファシリティーとして集約した組織です。東京農工大学の研究者・学生だけでなく、学外の研究者、技術者にも最先端の研究設備と専門技術者による分析技術を提供するプラットフォームとして令和3年(2021年)11月に設立しました。

スマートコアファシリティー推進機構では、その管理する分析装置の多くで民間企業の方にもご利用頂ける外部利用を推進しております。使用料は各装置により異なりますが、使用方法に関する初期講習やオペレーターの立会いも承ります。一般的な民間受託分析・立会い分析のお値段に比較し、国立大学組織ですので妥当な金額設定にさせて頂いているものと自負しております。

スマートコアファシリティー推進機構

スコップ4部門のコアファシリティー

分光分析部門

顕微レーザーラマン分光装置、X線光電子分光装置(XPS)による高分子、半導体、触媒、医薬品、食品等の分析支援を行っています.

ー顕微レーザーラマン分光装置ー(府中キャンパス)
  • 材料の分子構造・結晶構造に関する分析
  • LabRAM HR Evolution(㈱堀場製作所製)
  • 分析対象材料:
      • 材料(高分子・有機材料・セラミックス・半導体)
        ナノ物質(グラフェン・カーボンナノチューブ)
        バイオメディカル(生化学・医学・食品・薬品・化粧品)
  • アプリケーション:
      • 分子構造
        結晶構造
        二次元、三次元イメージング
ーX線光電子分光装置(XPS)ー (小金井キャンパス)
  • 材料表面の組成・化学結合状態分析

  • JPS-9030(日本電子㈱製)

  • 分析対象材料:
      • 金属・半導体材料
      • セラミックス、触媒、高分子フィルム
      • 電池材料
  • アプリケーション:
      • 材料表面組成・定量分析・化学結合状態分析
      • 深さ方向分析
      • 角度分解法を用いた深さ方向分析

ミッション

スマートコアファシリティー推進機構では新たな組織運営、人材育成・人事制度のもと、以下をミッション達成を目指します。

  • ①共用装置の高度活用、優れた研究成果の発出と市場価値創成による国際エコシステムの構築
  • ②全学包括研究チームの再構築と財務・人事制度改革による本事業の持続発展性の確保
  • ③大学内外の組織連携戦略による専門技術系職員のスキル認証と飛躍的なキャリア展開の実現